ビギンザビギン（1982年生、母トミコール）

ビギンザビギン（1982年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコンメモラテイーボ（当時7歳）と交配したトミコールが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡廣光。戦績は、中央平地41戦7勝2着7回、地方4戦0勝。1988年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)で3着に入った他、1989年の新潟大賞典(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

2歳（1985年）

6月9日、15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。15着に終わった。

7月28日、18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月10日、12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月25日、8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったロードレオネから9馬身差の2着となった。

10月6日、12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月20日、13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月2日、14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のインターパイロットに6馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

11月16日、12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマサノチカラに3馬身の差をつけて勝利をモノにした。

12月1日、11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月15日、10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4歳（1986年）

1月12日、ハンデ戦で5歳以上900万下の初春賞（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柴崎勇騎手。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったダイヤモンドラーンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月8日、5歳以上900万下の箱根特別（東京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したノーザンダイオーにクビ差届かず2着となった。

3月8日、5歳以上900万下の総武特別（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったラウンドボウルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月7日、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

5歳（1987年）

1月5日、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴崎勇騎手。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

1月18日、ハンデ戦で5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で柴崎勇騎手。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシオフネをアタマ差振り切って勝利を収めた。

2月14日、5歳以上900万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴崎勇騎手。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

2月28日、ハンデ戦で5歳以上900万下の筑波山特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴崎勇騎手。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3月21日、5歳以上900万下の総武特別（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で柴崎勇騎手。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったケイティーボーンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

4月12日、5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で柴崎勇騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

6月21日、5歳以上1400万下の福島テレビ杯（福島芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は嶋田功騎手。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月12日、ハンデ戦で5歳以上900万下の信夫山特別（福島芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田功騎手。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジムレンジャーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月22日、4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田功騎手。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカシマウイングに3馬身の差をつけてトップでゴールインした。

9月20日、4歳以上900万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田功騎手。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のシオフネに1馬身1/4の差をつけて勝利を掴み取った。

10月11日、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田功騎手。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったウメノシーボンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

6歳（1988年）

6月19日、5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャコーキクオーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

7月9日、5歳以上1400万下の安達太良特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

7月24日、吾妻小富士賞（福島芝1800m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

8月28日、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小島太騎手。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月23日、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

11月20日、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田村正光騎手。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7歳（1989年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

1月28日、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

2月19日、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月11日、京葉ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

4月9日、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小島太騎手。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月7日、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は柴崎勇騎手。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったメモリーバイスに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月27日、メイステークス（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月9日、ハンデG3の七夕賞（新潟芝2000m 外回り雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月23日、ハンデ戦でオープンの朱鷺ステークス（新潟芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月27日、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で柴崎勇騎手。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月22日、一般（盛岡ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は西康志騎手。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月5日、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西康志騎手。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月3日、一般（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は畠山信一騎手。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月17日、一般（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は西康志騎手。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。