シオフネ（1983年生、母フユノチエリー）

シオフネ（1983年5月15日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカブラヤオー（当時11歳）と交配したフユノチエリーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地31戦5勝2着6回。1987年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)で2着に入った他、1987年のステイヤーズステークス(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

9月15日、9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月27日、8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月9日、9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月30日、14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフジミジャパンに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月21日、10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

3歳（1986年）

1月6日、4歳400万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は天間昭一騎手。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

1月25日、4歳400万下の寒梅賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

2月22日、4歳400万下の水仙賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で天間昭一騎手。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月16日、4歳400万下のれんげ賞（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で天間昭一騎手。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

3月30日、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で天間昭一騎手。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

10月18日、4歳以上400万下の河口湖特別（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で天間昭一騎手。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

11月2日、4歳以上400万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月15日、4歳以上400万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったホーワペガサスを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月13日、4歳以上400万下の揖斐川特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は安達昭夫騎手。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

12月21日、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるハクテンバに半馬身届かず2着となった。

4歳（1987年）

1月6日、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るインターエコーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

1月18日、ハンデ戦で5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったビギンザビギンにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

2月14日、5歳以上900万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイズモランドを半馬身振り切って勝利を挙げた。

2月22日、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田村正光騎手。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

3月28日、5歳以上1400万下の爽春賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月18日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の房総特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5月17日、5歳以上1400万下の秩父特別（東京芝2400m 小雨/重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり3着に敗れた。

5月30日、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月13日、5歳以上1400万下のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月18日、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月22日、4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は天間昭一騎手。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

9月20日、4歳以上900万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したビギンザビギンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月3日、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコースタルシーを半馬身振り切ってトップでゴールに飛び込んだ。

10月31日、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のウメノシーボンに1馬身半の差をつけてトップでゴールインした。

11月22日、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したカシマウイングを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

12月19日、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したマウントニゾンにアタマ差届かず2着に甘んじた。