タガジョーリュウ（1993年生、母タガジヨーミドリ）

タガジョーリュウ（1993年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時14歳）と交配したタガジヨーミドリが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地21戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は1997年の不知火特別(900万下)。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

9月10日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したファイブブルボンにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（1996年）

4月28日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた5戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったノースピークにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトウジンマーメイドに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月23日、中2週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のグラジオラス賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアラマサスワローを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

7月20日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったゼニスブルーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

8月18日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパシャシーを豪脚でアタマ差だけ差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

9月7日、中2週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず最後はミスターシンガーと並んで7着同着となった。

9月22日、中1週で迎えた11戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（1997年）

5月18日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセントパレーをクビ差捉え切れず2着となった。

6月7日、中2週で迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったミッドナイトベットに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月14日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマコトダイオーをクビ差振り切って順当に勝利した。

7月20日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7月27日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた17戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず3着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドマイヤモンローを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を手に入れた。

10月11日、中5週で迎えた19戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の高雄ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。