ブラックウィンダム（2013年生、母ウイントゥルーラヴ）

ブラックウィンダム（2013年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒＋勝利。黒い常勝」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したウイントゥルーラヴが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上欽哉牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、菅原広隆によって1,728万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月12日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3歳（2016年）

1月17日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5月8日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月19日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月31日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた10戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

10月18日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-7（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-7（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4歳（2017年）

4月26日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサンボウを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

5歳（2018年）

1月3日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマサタケハートを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って2勝目を挙げた。

1月24日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月8日、中2週で迎えた23戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C11（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったココティエに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で迎えた24戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、クロ!がんばっテネシー記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったクリノマルボルクに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクレムフカに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月27日、中2週で迎えた26戦目は、花水木特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた28戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた29戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた30戦目は、独身貴族競馬部発足記念（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスキーマーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた31戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブロンドブリランテに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月1日、連闘で迎えた33戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（5戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた34戦目は、涙目競馬予備校杯（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野翔騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた35戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキクノブレインに半馬身届かず2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクラウンシュバルツに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったベルベットムーブに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、連闘で迎えた38戦目は、3歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったサンライズタキオンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルベアアスパラに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月11日、中3週で迎えた41戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったウィキャンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2019年）

1月7日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた42戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

1月20日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた43戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミルクアンドハニーをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月23日、中4週で迎えた44戦目は、SAGAジョッキーズグランプリトライアル（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた45戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。