エスポワールガイ（2019年生、母グラナディラ）

エスポワールガイ（2019年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時14歳）と交配したグラナディラが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はノースガーデン。2022年の黒潮盃(S2)に勝利した他、2022年の優駿スプリント(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

市村誠厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2021年）

7月16日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエスプリバズを強烈な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた3戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のひばり特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフォラステロを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの’21ジェムストーン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず3着に敗れた。

3歳（2022年）

1月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の寒椿特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月28日、中4週で迎えた9戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプライルードに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月17日、中6週で迎えた10戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクライオジェニックに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月2日、中6週で迎えた11戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2023年）

5月12日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、エメラルド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

6月5日、中2週で迎えた13戦目は、ジューン賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた14戦目は、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリコーシーウルフを上がり2位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

8月2日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた16戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、小麦と煉瓦のまち江別特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカツゲキダイオウに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

9月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、北竜ひまわりライス特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた19戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、道営スプリント（門別ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

5歳（2024年）

2月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、如月賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイルヴェントをクビ差振り切って6勝目を挙げた。

3月19日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（9戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた22戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（10戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジョンソンテソーロをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月4日、中5週で迎えた23戦目は、ゆりかもめオープン（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（11戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた24戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、トパーズ賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦2勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。