カルストンライトオ（1998年生、母オオシマルチア）
Calstone Light O
1998.05.03
カルストンライトオ（1998年5月3日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時13歳）と交配したオオシマルチアが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地35戦9勝2着4回、海外1戦0勝。2004年のスプリンターズステークス(G1)に勝利した他、2005年の高松宮記念(G1)で4着に入るなど、G1級競走1勝を含む重賞3勝を挙げた。
経歴
デビュー前
1歳のとき、大島牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、清水貞光によって1,890万円で落札された。
大根田裕也厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2000年）
11月5日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキャピタルラックに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。
11月25日、中2週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラガーページェントに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
12月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小池隆生騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。
3歳（2001年）
1月28日、中6週で迎えた4戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。
4月1日、中8週で迎えた5戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、スティーマーに3/4馬身交わされて2着となった。
5月12日、中5週で迎えた6戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のレスレクシオンを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。
6月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（4戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。
7月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。
7月22日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のノボリユキオーを3/4馬身振り切って4勝目を奪取した。
8月19日、中3週で迎えた10戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月9日、中2週で迎えた11戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
10月28日、中6週で迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、ユーワファルコンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
11月25日、中3週で迎えた13戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。
12月15日、中2週で迎えた14戦目は、G2のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。
4歳（2002年）
6月8日、約6か月の休養明けで迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。
6月29日、中2週で迎えた16戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のテンザンデザートに2馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。
7月14日、中1週で迎えた17戦目は、NSTオープン（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。
8月4日、中2週で迎えた18戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（9戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。
8月18日、中1週で迎えた19戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のブレイクタイムに2馬身の差をつけて悲願の重賞初制覇を果たした。
9月8日、中2週で迎えた20戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。
10月6日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。
10月26日、中2週で迎えた22戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（10戦3勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。
5歳（2003年）
9月14日、約11か月の休み明けで迎えた23戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。
10月5日、中2週で迎えた24戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。
10月26日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。
11月30日、中4週で迎えた26戦目は、アンドロメダステークス（京都芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシーイズトウショウに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。
12月21日、中2週で迎えた27戦目は、G2のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。
6歳（2004年）
6月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで崩れずに走り抜いたが、ワンダーシアトルにクビ差交わされて2着に惜敗した。
7月4日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた29戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。
8月22日、中6週で迎えた30戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタカオルビーに3馬身の差をつけて同レース2勝目を挙げた。
10月3日、中5週で迎えた31戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（8戦3勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のデュランダルに4馬身の差をつけて秋のスプリント王の座に輝いた。
12月12日、G1の香港スプリント（香港・シャティン芝1000m）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。14着に敗れた。
7歳（2005年）
2月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は大西直宏騎手（9戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、キーンランドスワンにアタマ差交わされて2着に惜敗した。
3月27日、中3週で迎えた34戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（10戦4勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。
8月21日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（11戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月2日、中5週で迎えた36戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（12戦4勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。