タカイチヒーロー（2009年生、母タニノビッグネーム）

タカイチヒーロー（2009年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時12歳）と交配したタニノビッグネームが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、地方39戦1勝2着7回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

市村誠厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2011年）

10月31日、デビュー戦は柏木健宏騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3歳（2012年）

3月26日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったブラザーマンマルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトランスフォンテンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で達城龍次騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたユイフェリーチェ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（10戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2013年）

1月23日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2九十（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（12戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

2月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（13戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた17戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた21戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた22戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、シンフォニエッタにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

6月3日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2五六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月25日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

9月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、一般C2八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（14戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（15戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ブレイブフォースに半馬身交わされて2着となった。

10月16日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

11月5日、中2週で迎えた28戦目は、文の京特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、サンドフレイバーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ゼロワンチャンプに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1十一 C2五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（7戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

5歳（2014年）

4月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4月25日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた33戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3一二三（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサクラアルカンジュに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた38戦目は、一般C3二三（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。