ノーザンヴィグラス（2017年生、母グラッドリー）

ノーザンヴィグラス（2017年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北の+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したグラッドリーが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハクツ牧場。2019年のウィナーズチャレンジ4に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ハクツ牧場から「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、犬塚悠治郎によって1,674万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月8日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマナホクレレにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月4日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコパノキャリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月13日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタカラキタムスメを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

9月25日、中3週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のイノセントカップ（シャンハイボビ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（パイロ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた8戦目は、2歳M1の南部駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3歳（2020年）

2月13日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの立ち呑みとーど亀戸店オープン3周年記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた10戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の桃の花特別（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月15日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、船橋競馬場クリーン大作戦記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた13戦目は、馬い!ブドウジャムを食べよう記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリュウノオラトリオに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月5日、中1週で迎えた14戦目は、ほおずきスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトルマリを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月28日、中7週で迎えた15戦目は、キンモクセイスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったマイシップにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2021年）

2月7日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた17戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

6月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

7月11日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの津軽海峡特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月25日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ヘレニウムスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと末脚を伸ばして、最後は2着のミヤギウイングに2馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

5歳（2022年）

2月14日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、海神スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーケンリュウに1馬身半の差をつけて6勝目を挙げた。

3月22日、中4週で迎えた22戦目は、マーチスプリント（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーケンリュウを圧倒的な末脚でアタマ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

4月12日、中2週で迎えた23戦目は、京葉スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、マイクハージュに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた24戦目は、オイランソウスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るビリーヴインミーを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて8勝目をマークした。

6月8日、中4週で迎えた25戦目は、ジェミニ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオールスマートに1馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

6歳（2023年）

1月20日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた27戦目は、松戸スプリント（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦5勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた28戦目は、春疾風スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（7戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた29戦目は、ヒヤシンススプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（8戦5勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた30戦目は、日本橋賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

10月27日、約5か月半の休養明けで迎えた31戦目は、ランタナスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（10戦5勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

11月30日、中4週で迎えた32戦目は、ポインセチアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（11戦5勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた33戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、雪男スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

7歳（2024年）

2月6日、中6週で迎えた34戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、凍星特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた35戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、冬紅葉特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月24日、中8週で迎えた36戦目は、阿岸潤一朗騎手を鞍上に迎えて、ナデシコ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。