アローゼファー（1998年生、母シングルソング）

アローゼファー（1998年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時10歳）と交配したシングルソングが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中川牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦7勝2着6回。2000年の南部駒賞(地方重賞)で2着に入った他、2000年の東北ジュニアグランプリ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤英一厩舎（上山）へ入厩。

2歳（2000年）

5月21日、デビュー戦は千場俊彦騎手を鞍上に据えて、3歳A1（上山ダート1250m 雨/重）に出走。馬体重は440kg。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルハチマエストロから6馬身差の2着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた2戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳A1（上山ダート800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のプリティーハンターに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月20日、中1週で迎えた3戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、3歳A1（上山ダート1250m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のプリティーハンターに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月30日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦の若菜特別（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のペルターディオスに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月20日、中2週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の東北ジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったネイティヴハートに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の若葉賞（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったジーナフォンテンから1馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳A（上山ダート1500m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコマノキフジンに5馬身の差をつけて4勝目をマークした。

10月29日、中3週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で前野幸一騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったジーナフォンテンから4馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したマルハチマエストロにクビ差届かず2着に惜敗した。

3歳（2001年）

5月6日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳地方重賞のダイヤモンドカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた11戦目は、パール特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は千場俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバータンに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月19日、中1週で迎えた12戦目は、佐々木竹見騎手引退記念第3戦（上山ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバラードに1馬身半の差をつけて6勝目を挙げた。

7月21日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千場俊彦騎手（3戦2勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

12月11日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般A2（上山ダート1700m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で千場俊彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（2002年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の駿風特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた16戦目は、矢内博騎手を鞍上に迎えて、フレンドリービット特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた17戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の卯月特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた19戦目は、青葉特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のムーンストーン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた21戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた22戦目は、ベイサイド特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の葉月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったノースジャックに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月26日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、師走特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5歳（2003年）

1月20日、中3週で迎えた25戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の白富士盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の如月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（8戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月21日、中5週で迎えた27戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のマーチ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナモンスウィングを豪脚でアタマ差だけ差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

4月8日、中2週で迎えた28戦目は、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

4月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の皐月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた31戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万緑特別（船橋ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の九十九里特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた33戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の盛夏特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の葉月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（10戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6歳（2004年）

1月1日、約5か月の休養明けで迎えた35戦目は、ハンデ戦の迎春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の白富士盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の如月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。