サクラトゥジュール（2017年生、母サクラレーヌ）
Sakura Toujours
2017.04.14
サクラトゥジュール（2017年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+いつも(仏)。母母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時17歳）と交配したサクラレーヌが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡牧場。2024年の東京新聞杯(G3)に勝利した他、2023年のニューイヤーステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2019年）
10月6日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のロードソリッドを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。
12月14日、中9週で迎えた2戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したスマイルカナにクビ差届かず2着に甘んじた。
3歳（2020年）
1月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。
3月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウインカーネリアンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
5月2日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したピーエムピンコを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。
5月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のチアチアクラシカに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。
7月5日、中5週で迎えた7戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。
11月15日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの神奈川新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したショウナンパンサーにクビ差届かず2着に甘んじた。
12月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のラストヌードルに5馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
4歳（2021年）
2月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
3月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（7戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。
7月11日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたモンブランテソーロ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。
7月31日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのSTV杯（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。
5歳（2022年）
3月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。
7月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのSTV賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。
8月27日、中3週で迎えた16戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2022ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のターキッシュパレスに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。
10月16日、中6週で迎えた17戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。
12月18日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したショウナンマグマに3/4馬身届かず2着となった。
6歳（2023年）
1月7日、中2週で迎えた19戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したウイングレイテストにクビ差届かず2着となった。
2月5日、中3週で迎えた20戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。
5月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上はD.レーン騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマテンロウスカイを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。
8月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた22戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、6着に終わった。
7歳（2024年）
1月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた23戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。
2月4日、中3週で迎えた24戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でR.R.キング騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインカーネリアンを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号をつかんだ。