サンクリント（2000年生、母バコール）

サンクリント（2000年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のスマノヒツト（当時19歳）と交配したバコールが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井秀紀。戦績は、地方16戦10勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の兵庫アラブ優駿(アラ系3歳)。

経歴

デビュー前

西村守幸厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2002年）

12月3日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳F4（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は523kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイケノスカレーを捕まえ切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中3週で迎えた2戦目は、アラ系2歳F2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアラブホームランに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

1月14日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳F2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンリユーノスを上がり0位の末脚で半馬身差し切って2勝目を手にした。

1月29日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳F1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクダイオーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

2月6日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系3歳F1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズノジョージを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

2月20日、中1週で迎えた6戦目は、若駒賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦4勝）。5頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビミョウに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月11日、中2週で迎えた7戦目は、小林克己騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に54kgの斤量を背負って出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナカノランボーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のクリスタル賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビミョウに2馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦のフクパーク記念（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニホンカイブルーに1馬身1/4の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦のアラ系3歳以上（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（8戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた11戦目は、但東シルク温泉特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（9戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のストロングゲイルに1馬身1/4の差をつけて9勝目をマークした。

6月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の兵庫アラブ優駿（園田ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（10戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミルフィーユマリモに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

7月9日、中2週で迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上（園田ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月4日、中3週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた14戦目は、アラブグランプリ（金沢ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（11戦9勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5歳（2005年）

4月17日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた15戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、鯛網カップ（福山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた16戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、チューリップ特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。