イケノスカレー（2000年生、母ヒカリミススカレー）

イケノスカレー（2000年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のスマノヒツト（当時19歳）と交配したヒカリミススカレーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は池添安雄。戦績は、地方39戦16勝2着5回。2005年のオーガストオープン(アラ系一般A1)に勝利した他、2005年のジューンオープン(アラ系一般A1)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、池添安雄から「北海道9月市場アングロアラブ1歳」に上場され、兵庫県馬主協会によって168万円で落札された。

野田学厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2002年）

12月3日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳F4（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は495kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンクリントに約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

5月7日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた2戦目は、アラ系3歳以上C9（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳以上C9（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョセツリュウセイに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月4日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳以上C8（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のイズミパークを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月17日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳以上C8-1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハッコーカレッジを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳以上C7（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月15日、中5週で迎えた7戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（福山ダート1250m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒミコフレンドに2馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

9月15日、中3週で迎えた8戦目は、アラ系3歳（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトライバルエルに5馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

10月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の広島県馬主会会長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のモナクピクミンをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

10月19日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系一般C2-5（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のジョージウイークに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月9日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦の福山3歳牝馬特別（福山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺博文騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のラピッドリーランをアタマ差制して怒涛の5連勝を決めた。

12月14日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦のアラブ王冠（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺博文騎手（5戦5勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（2004年）

1月5日、中2週で迎えた13戦目は、福寿草特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺博文騎手（6戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた14戦目は、セントポーリア特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺博文騎手（7戦5勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた15戦目は、早春特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺博文騎手（8戦5勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタキコウから1馬身差の2着となった。

3月7日、中2週で迎えた16戦目は、草戸千軒賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で渡辺博文騎手（9戦5勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のエルソブルックに1馬身の差をつけて9勝目をつかんだ。

3月28日、中2週で迎えた17戦目は、春光特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で渡辺博文騎手（10戦6勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイシャレードに3/4馬身の差をつけて10勝目を達成した。

5月9日、中5週で迎えた18戦目は、広島県馬主会会長賞（福山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で渡辺博文騎手（11戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヤスキノショウキに半馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

5月22日、中1週で迎えた19戦目は、ばら特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で渡辺博文騎手（12戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミスラッキーに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月12日、中2週で迎えた20戦目は、三鷹製薬賞（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で渡辺博文騎手（13戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトライバルラットに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月26日、中1週で迎えた21戦目は、夏至特別（福山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で渡辺博文騎手（14戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月1日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のビーナス賞（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で渡辺博文騎手（15戦11勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた23戦目は、金杯（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で渡辺博文騎手（16戦11勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったワシュウジョージから1馬身差の2着となった。

9月19日、中4週で迎えた24戦目は、彦山特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で渡辺博文騎手（17戦11勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた25戦目は、福山市長賞（福山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で渡辺博文騎手（18戦11勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた26戦目は、福山菊花賞（福山ダート2250m 雨/重）に出走。鞍上は20戦連続で渡辺博文騎手（19戦11勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた27戦目は、リーデンローズ特別（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で渡辺博文騎手（20戦11勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた28戦目は、ポインセチア特別（福山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で渡辺博文騎手（21戦11勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2005年）

1月3日、中2週で迎えた29戦目は、福山大賞典（福山ダート2600m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で渡辺博文騎手（22戦11勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた30戦目は、葉牡丹特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で渡辺博文騎手（23戦11勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた31戦目は、すばる特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で渡辺博文騎手（24戦11勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた32戦目は、バレンタイン特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で渡辺博文騎手（25戦11勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤスキノショウキから3馬身差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた33戦目は、日本トーター賞（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は27戦連続で渡辺博文騎手（26戦11勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた34戦目は、春分の日特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は28戦連続で渡辺博文騎手（27戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた35戦目は、雲南市長杯（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は29戦連続で渡辺博文騎手（28戦11勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた36戦目は、福山さつき賞（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は30戦連続で渡辺博文騎手（29戦11勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月8日、中4週で迎えた37戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、ジューンオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモナクカバキチを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利数を15に伸ばす

7月19日、中5週で迎えた38戦目は、文月オープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモナクカバキチを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月11日、中2週で迎えた39戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、オーガストオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。1着となった。