タイセイシリウス（2017年生、母スマッシュハート）

タイセイシリウス（2017年5月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+恒星名。一番強く輝く星」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したスマッシュハートが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は酒井牧場。主な勝ち鞍は2021年の一宮特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月6日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月4日、中9週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月8日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアルセストに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、トウカイデュエルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中7週で迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のレッドレイルを半馬身振り切って優勝

11月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

12月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2021年）

3月6日、中9週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの八代特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの淡路特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、リードを5馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

5月30日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの香嵐渓特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの一宮特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセントオブゴールドをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（中京芝2200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5歳（2022年）

3月12日、約6か月の休養明けで迎えた17戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの京橋ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（4戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた19戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの三方ヶ原ステークス（中京芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた20戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月24日、約6か月半の休養明けで迎えた21戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

6歳（2023年）

1月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（中京芝3000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

2月26日、中6週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの松籟ステークス（阪神芝3000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（5戦2勝）。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5月7日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの烏丸ステークス（京都芝2200m 外回り雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（6戦2勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい最後はジャンカズマと並んで10着同着となった。

6月10日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

8月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた28戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（阪神芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月29日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（7戦2勝）。17頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい17着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの修学院ステークス（京都芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は角田大河騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7歳（2024年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの八坂ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

2月3日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

4月6日、中8週で迎えた33戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2600m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（8戦2勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

2024年5月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。