ニシノオトコギ（2004年生、母デユプリシト）

ニシノオトコギ（2004年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋男気」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したデユプリシトが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方17戦11勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の立秋特別(一般B7)。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月28日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

3歳（2007年）

5月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月17日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

9月16日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月4日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、もっと牛乳を飲モ～!（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴッドギフトサインを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月28日、中2週で迎えた6戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪上忠匡騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた7戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阪上忠匡騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンアクセランを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

4歳（2008年）

4月12日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

7月19日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

9月21日、中8週で迎えた11戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた12戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に終わった。

5歳（2009年）

1月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

2月25日、中6週で迎えた14戦目は、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた15戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパークインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

3月26日、連闘で迎えた16戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフォティディクターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月15日、中2週で迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイーストホーリングに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月22日、連闘で迎えた18戦目は、國枝明莉満1才お誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた19戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた20戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマーシフルフェイトに約15馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

5月21日、連闘で迎えた21戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホウクローネに9馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメルシードリームに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月26日、連闘で迎えた24戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニッシンジョンコに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月9日、中1週で迎えた25戦目は、あさがお特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミスターサムを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた26戦目は、谷奏葉くん1歳誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイスケーズカラーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月13日、中2週で迎えた27戦目は、立秋特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパークセラピイに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。