ワンダフルメモリー（2014年生、母グロリアスメモリー）

ワンダフルメモリー（2014年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「素晴らしい思い出。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のパイロ（当時9歳）と交配したグロリアスメモリーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方27戦8勝2着4回。2017年の黒潮皐月賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月2日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

9月24日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

12月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

3歳（2017年）

2月12日、中7週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた7戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルヴィレに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウマインボルトに約15馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月18日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月25日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパリファッションに約11馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（5戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハミングウィズミーに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月5日、中3週で迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウノユタカに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月31日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の青田波特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、勝ったリコーモラーヌに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の稲村亜美さん初投球☆宮本和知さん来場記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

12月11日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、男竹田!白山総監督勇退記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2018年）

1月2日、中2週で迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、プライムコードに交わされて2馬身差の2着となった。

1月29日、中3週で迎えた19戦目は、ハコフグ記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月21日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソラネに7馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月28日、連闘で迎えた22戦目は、秦山公園特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（7戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったミッキースプリングに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた23戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストロベリーボスに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月22日、中1週で迎えた24戦目は、平家の滝特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（9戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ドラゴンウィスカーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中4週で迎えた25戦目は、鷹匠公園特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（10戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた26戦目は、樽の滝特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（11戦6勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた27戦目は、前田愛里誕生日特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコパノリクエストに1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月15日、中2週で迎えた28戦目は、頑張れ松浦康博君特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で永森大智騎手（13戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた29戦目は、はむはむ高知来場特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で永森大智騎手（14戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月29日、中8週で迎えた30戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた31戦目は、室戸岬特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（15戦7勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた32戦目は、飛龍の滝特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は松木大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた33戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、炭田先生に感謝特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（16戦7勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた35戦目は、一般Bイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（17戦7勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、トウカイガンバに交わされて3馬身差の2着となった。

12月1日、連闘で迎えた36戦目は、いつも男前!隆仁特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた37戦目は、いつもありがとう特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。