トーホウオルビス（2005年生、母トーホウパール）

トーホウオルビス（2005年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のトーホウエンペラー（当時9歳）と交配したトーホウパールが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地35戦6勝2着6回、地方4戦0勝。2011年のつばさ賞(オープン)に勝利した他、2011年のアハルテケステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月8日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3歳（2008年）

1月26日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウラフログを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3月8日、中2週で迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、コロナグラフに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のヤマニンリュバンに1馬身3/4の差をつけて2勝目をマークした。

11月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（4戦2勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

12月13日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

4歳（2009年）

1月10日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（6戦2勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のヒカリコーズウェーを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

7月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（7戦3勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

8月16日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（8戦3勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、シーポラリスに交わされて2馬身差の2着となった。

9月19日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のピイラニハイウェイをアタマ差振り切って勝利をモノにする

12月12日、中8週で迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、シビルウォーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5歳（2010年）

1月5日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ダイシンオレンジにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

1月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の遠州灘ステークス（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のクリュギストに2馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

3月28日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

11月21日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの霜月ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた23戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

6歳（2011年）

1月23日、中3週で迎えた24戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

2月26日、中4週で迎えた25戦目は、千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた26戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた27戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、アハルテケステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ブライトアイザックに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月29日、中3週で迎えた28戦目は、つばさ賞（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く粘り込んで、最後は2着のドスライスをアタマ差振り切って雨下の大混戦を制した。

7月10日、中5週で迎えた29戦目は、G3のプロキオンステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた30戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの関越ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、フサイチセブンに半馬身交わされて2着となった。

9月8日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張ったが、最後はナイキマドリードと並んで4着同着となった。

10月8日、中3週で迎えた33戦目は、ペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

7歳（2012年）

6月24日、約8か月半の休み明けで迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた35戦目は、マリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい6着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのしらかばステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

8歳（2013年）

4月2日、約8か月の休み明けで迎えた37戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5月22日、中6週で迎えた38戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた39戦目は、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。