メサルティム（2015年生、母ピンクアリエス）

メサルティム（2015年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「おひつじ座のγ星。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時6歳）と交配したピンクアリエスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の夕月特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

9月18日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のアドマイヤアルバをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2018年）

2月25日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシャドウアイランドに1馬身1/4の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

3月17日、中2週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月8日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のモーヴサファイアを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったインディチャンプにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4歳（2019年）

1月13日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6月22日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスのマレーシアカップ（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたカヴァル決め手に屈してクビ差の2着となった。

5歳（2020年）

7月11日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスのマレーシアカップ（阪神芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて17着に終わった。

12月6日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの元町ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6歳（2021年）

3月7日、中9週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのうずしおステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

2021年3月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。