ゴールドヘッド（1995年生、母シバルーラー）

ゴールドヘッド（1995年5月8日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時9歳）と交配したシバルーラーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は原田新治。戦績は、地方31戦10勝2着6回。1999年の東京大賞典(G1)で4着に入った他、2000年の東京盃(G2)で3着に入る活躍をした。その他にも重賞7勝を挙げた。

経歴

デビュー前

蛯名末五郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1997年）

8月10日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は489kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムアトレに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月9日、中3週で迎えた2戦目は、鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のレオトウキョウに3馬身の差をつけて制した。

10月28日、中6週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のゴールドジュニアー（大井ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のサパースリジェントに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

11月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の青雲賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のレオトウキョウに4馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3歳（1998年）

2月23日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサパースリジェントを3/4馬身振り切って土付かずの5連勝を決めた。

4月15日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったエスケイタイガーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアトミックサンダーに1馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。

6月4日、中2週で迎えた8戦目は、宮浦正行騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したハカタビッグワンにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月9日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、アトミックサンダーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（1999年）

2月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンの5歳以上（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったキャニオンロマンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（8戦5勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ミナミノジャックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月15日、中5週で迎えた12戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（9戦5勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアローセプテンバーに5馬身の差をつけて7勝目をマークした。

5月31日、中6週で迎えた13戦目は、ハンデ地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（10戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアローセプテンバーに5馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

6月24日、中2週で迎えた14戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（11戦7勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

10月28日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、地方重賞のグランドチャンピオン2000（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（12戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサプライズパワーに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

12月29日、中8週で迎えた16戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（13戦8勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5歳（2000年）

4月13日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（14戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5月22日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（15戦8勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた19戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（16戦8勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

8月28日、中9週で迎えた20戦目は、ハンデ地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1800m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で的場文男騎手（17戦8勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールデンカバリエを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

9月27日、中3週で迎えた21戦目は、G2の東京盃（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で的場文男騎手（18戦9勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた22戦目は、地方重賞のグランドチャンピオン2000（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は宮浦正行騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

12月29日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（19戦9勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

6歳（2001年）

3月1日、中8週で迎えた24戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 雨/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（20戦9勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた25戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（21戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（22戦9勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月31日、約6か月半の休養明けで迎えた27戦目は、G1のJBCスプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（23戦9勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

12月30日、中8週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンの勝島オープン（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（24戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ラシアンスキーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7歳（2002年）

2月11日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1390m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月21日、中4週で迎えた30戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた31戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は宮浦正行騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。