ロバートバローズ（2001年生、母オンワードシェレル）

ロバートバローズ（2001年6月1日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「人名＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のディアブロ（当時14歳）と交配したオンワードシェレルが21歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中馬賢治。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回、地方12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

6月28日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2004年）

5月29日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったエフテーペンタゴンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月31日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C9-2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4歳（2005年）

1月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトップリーダーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

2月8日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上C7-2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマキハタマークに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、約9か月の休養明けで迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小野川湖特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた9戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5歳（2006年）

1月21日、中4週で迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月9日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月7日、中3週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のエイワジョリーに半馬身の差をつけて雨中の激闘を制した。

7月9日、中8週で迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

7月15日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のナゾヲトクカギに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月27日、中5週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月21日、中7週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた18戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

12月16日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6歳（2007年）

2月21日、中9週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、早春賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた21戦目は、春風スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3月20日、中1週で迎えた22戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた23戦目は、桜波スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月8日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、こと座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた25戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた26戦目は、みずへび座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた27戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、いて座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた28戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、うお座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。