トーアヴイゴール（2000年生、母トーアポニーテイル）

トーアヴイゴール（2000年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋延長の決勝ゴール（父より連想）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時15歳）と交配したトーアポニーテイルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地8戦1勝、地方26戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

黒坂洋基厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月12日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた3戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

7月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。

9月27日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のテレジェニックを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月7日、中9週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

4歳（2004年）

1月5日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

7月26日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、ソルティードッグ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた10戦目は、しし座特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月19日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、オーガスト特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、キキョウ特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢則雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシュウカクラウンからアタマ差の2着に甘んじた。

9月20日、中1週で迎えた13戦目は、月見特別（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢則雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた14戦目は、秋風特別（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平沢則雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のイノセントアピールに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

10月23日、連闘で迎えた15戦目は、両毛特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で平沢則雄騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月1日、連闘で迎えた16戦目は、くるみ特別（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で平沢則雄騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノシーズから1馬身半差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、ビ・バップ特別（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で平沢則雄騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた18戦目は、常陸牛特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で平沢則雄騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエフケーアニカから1馬身差の2着となった。

5歳（2005年）

1月7日、中4週で迎えた19戦目は、迎春特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で平沢則雄騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノダイダッソウに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

1月24日、中1週で迎えた20戦目は、ぎょしゃ座特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で平沢則雄騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた21戦目は、アメジスト特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で平沢則雄騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレッシュヨコハマから3/4馬身差の2着となった。

2月19日、中1週で迎えた22戦目は、フェブラリー特別（宇都宮ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で平沢則雄騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた23戦目は、タケデンマンゲツ特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で平沢則雄騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のイノセントアピールに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月5日、中2週で迎えた24戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた25戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月5日、中0週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた27戦目は、北陸コカ・コーラボトリング（株）杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた28戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の栗駒賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた30戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた31戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、プロキオン賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた32戦目は、オキザリス賞（盛岡芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた33戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた34戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、賞金ハンデレース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。