スパニシュリーダー（1987年生、母マツノリード）

スパニシュリーダー（1987年6月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフイリツプオブスペイン（当時18歳）と交配したマツノリードが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着4回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の秋保特別(500万下)。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

3月4日、デビュー戦は内山正博騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝1800m 晴/重）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月16日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のタケノタリアをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

10月7日、中2週で迎えた4戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったライフルショットに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田国夫騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

4歳（1991年）

1月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田国夫騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内山正博騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したアドバンテージにアタマ差届かず2着に惜敗した。

2月10日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロケットダンサーに1馬身1/4の差をつけてファンの支持に応えた。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（5戦2勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた13戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシマノヤマトに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月30日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた15戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

9月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は河北通騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の秋保特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内山正博騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るローゼンプッシュをハナ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

11月3日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月8日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河北通騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5歳（1992年）

2月2日、中7週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフォーシュアーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

2月22日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、大内正一騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた26戦目は、小松征四郎騎手を鞍上に迎えて、一般A1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた27戦目は、宮路洋一騎手を鞍上に迎えて、珊瑚冠賞（高知ダート2100m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた28戦目は、一般A1（高知ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮路洋一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1993年）

5月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、清田義男騎手を鞍上に迎えて、一般B1（高知ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた30戦目は、一般B1（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は小松征四郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた31戦目は、一般B2（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は清田義男騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた32戦目は、一般B1（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で清田義男騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。