ミナミノイーグル（1995年生、母ホウニンメゴヒメ）

ミナミノイーグル（1995年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタモノダンサー（当時8歳）と交配したホウニンメゴヒメが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は内山一雄。戦績は、中央平地2戦0勝、地方22戦13勝2着1回。1998年のしもつけ菊花賞(地方重賞)に勝利した他、1998年の高崎ダービー(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

長島康男厩舎（足利）へ入厩。

2歳（1997年）

10月3日、デビュー戦は長島茂夫騎手を鞍上に据えて、3歳（足利ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は495kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のフクノテイオーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1998年）

2月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長島茂夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のデータレジェンドに6馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

2月18日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で長島茂夫騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のセイエイカツゾーに5馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

3月21日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長島茂夫騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタツノスカイに8馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

4月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のつくし特別（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で長島茂夫騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアデューファーストをアタマ差制して土付かずの5連勝を決めた。

5月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞のしもつけさつき賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長島茂夫騎手（5戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のイヴニングスキーをクビ差制して無傷の6連勝を決めた。

6月14日、中5週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北関東ダービー（宇都宮ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で長島茂夫騎手（6戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったイヴニングスキーから5馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中4週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の高崎ダービー（高崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で長島茂夫騎手（7戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイカスケードに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月2日、中5週で迎えた9戦目は、オンシジュウム特別（足利ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で長島茂夫騎手（8戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミリオンに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月7日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、県営競馬50周年記念神無月特別（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で長島茂夫騎手（9戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のしもつけ菊花賞（宇都宮ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で長島茂夫騎手（10戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のイヴニングスキーに2馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

11月22日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北関東菊花賞（高崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で長島茂夫騎手（11戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のタマルファイターに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

12月30日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、地方重賞の平成10年度とちぎ大賞典（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で長島茂夫騎手（12戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1999年）

1月20日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞の織姫賞（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で長島茂夫騎手（13戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のイヴニングスキーに半馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

2月15日、中3週で迎えた15戦目は、白梅特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で長島茂夫騎手（14戦11勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエイコウサイレントに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月11日、中2週で迎えた16戦目は、地方重賞の足利記念（足利ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で長島茂夫騎手（15戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のプザンに3馬身の差をつけて制した。

3月28日、中1週で迎えた17戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の開設記念（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた18戦目は、G2のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は長島茂夫騎手（16戦13勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月10日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、地方重賞の宇都宮記念（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長島茂夫騎手（17戦13勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた20戦目は、穂の香特別（宇都宮ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で長島茂夫騎手（18戦13勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた21戦目は、地方重賞の天馬杯（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長島茂夫騎手（19戦13勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2000年）

4月2日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた23戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

9月29日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。