エクスペリメント（1985年生、母ゴルドペガサス）

エクスペリメント（1985年6月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトドロキヒホウ（当時7歳）と交配したゴルドペガサスが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道上川郡清水町、生産者は小野瀨竜馬。戦績は、中央平地11戦3勝2着3回、地方22戦12勝2着5回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

中村光春厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1987年）

7月22日、デビュー戦は倉見務騎手を鞍上に据えて、3歳（旭川ダート900m 雨/稍重）に出走。馬体重は455kg。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングマーメイドから1馬身半差の2着となった。

8月5日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、3歳（旭川ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉見務騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月30日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、3歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉見務騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のフエアリーダストに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、中8週で迎えた4戦目は、矢ケ部徹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の銀杏賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のカンキヨウルウラーをアタマ差制して2勝目を奪取した。

12月20日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の3歳優駿（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢ケ部徹騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のムサシデイクに2馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

3歳（1988年）

1月18日、中3週で迎えた6戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢ケ部徹騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた7戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢ケ部徹騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた8戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢ケ部徹騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスケーフアイターから2馬身差の2着となった。

4月17日、中5週で迎えた9戦目は、松島壽騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったレツトオリンピアから1馬身半差の2着に敗北した。

5月22日、中4週で迎えた10戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は矢ケ部徹騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月5日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢ケ部徹騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松島壽騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のテイーファイアに半馬身の差をつけて制した。

12月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は矢ケ部徹騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のグローゴツドに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（1989年）

1月23日、中2週で迎えた14戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢ケ部徹騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモジュピターに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月20日、中3週で迎えた15戦目は、飯島雄治騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエスケーフアイターをアタマ差制して破竹の4連勝を決めた。

3月28日、中4週で迎えた16戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は矢ケ部徹騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエスケーフアイターをクビ差制して怒涛の5連勝を決めた。

4月18日、中2週で迎えた17戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢ケ部徹騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のコーナンオーマに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、B（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢ケ部徹騎手（11戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったコーナンオーマからアタマ差の2着に甘んじた。

7月2日、中7週で迎えた19戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は松島壽騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のポットシャネルに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

9月11日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、加藤一成騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったロツキータイソンから2馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のオグリヒユーマに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

10月22日、中2週で迎えた22戦目は、一文字菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドミラビリスに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月2日、中5週で迎えた23戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5歳（1990年）

1月7日、中4週で迎えた24戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のセンターアスカに1馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

2月4日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったエムジーエンゼルにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中3週で迎えた26戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコンバットシーマーを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

9月8日、約6か月半の休養明けで迎えた27戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の野分特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の秋分特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マチカネヤッコサンに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月23日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加用正騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたコスモタイガー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

6歳（1991年）

1月6日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加用正騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグランドジャガーに1馬身1/4の差をつけて勝利数を15に伸ばす