エンジェルパイロ（2017年生、母エンジェルツイート）

エンジェルパイロ（2017年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したエンジェルツイートが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は伏木田牧場。2019年の安平町安平山パークゴルフ場特別に勝利した他、2020年の’20桃花賞(牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月8日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のボルドーヴェルチュに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月27日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンの安平町安平山パークゴルフ場特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミステリーベルンに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月29日、中3週で迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月24日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（パイロ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月7日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（ディスクリート（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月31日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフェアウィンドに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3歳（2020年）

1月21日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの’20桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったカラースキームに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

5月19日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

7月7日、中4週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ベガ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキングシーバードに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月1日、中3週で迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、清水坂賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、シガーヲスウオトコに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた14戦目は、葉月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワシントンテソーロに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2021年）

1月22日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、ガーネット賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた16戦目は、クリスマスローズ賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、弥生賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた18戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、スノードロップ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のウリボーに3馬身の差をつけて6勝目を収める

8月3日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニシノレオニダスに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月7日、中4週で迎えた20戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた21戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、エキサイティングリレーin大井賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

5歳（2022年）

2月18日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、春告鳥スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた23戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた24戦目は、マーチ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

8月18日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、流星賞（大井ダート1000m 晴/不良）に48kgの軽斤量で出走。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい4着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた26戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（6戦1勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた27戦目は、花野賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。