メイショウイザヨイ（2009年生、母シャコービクトリア）

メイショウイザヨイ（2009年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋サクラソウの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時9歳）と交配したシャコービクトリアが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地30戦5勝2着2回。2014年の北九州記念(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって210万円で落札された。

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月10日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

3月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、ミチシルベに交わされて3馬身差の2着となった。

4月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

6月16日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

8月5日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武幸四郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナムラハヤテに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のケイアイユニコーンに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月20日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2013年）

5月12日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンバルブライベンを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

6月23日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の出石特別（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のエーシンシャラクをアタマ差振り切って制した。

8月31日、中9週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（9戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（10戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で武幸四郎騎手（11戦2勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武幸四郎騎手（12戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5歳（2014年）

3月16日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で武幸四郎騎手（13戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で武幸四郎騎手（14戦2勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の彦根ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた20戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のカハラビスティーをハナ差振り切って5勝目を奪取した。

8月24日、中2週で迎えた22戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたリトルゲルダ決め手に屈してハナ差の2着となった。

9月14日、中2週で迎えた23戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた24戦目は、オパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6歳（2015年）

6月21日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた26戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

8月23日、中8週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた27戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた28戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた29戦目は、オパールステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（7戦0勝）。17頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に終わった。