トーセンジェミニ（2020年生、母トーセンスマッシュ）

トーセンジェミニ（2020年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ふたご座」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンファントム（当時13歳）と交配したトーセンスマッシュが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

2月11日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

4月23日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた4戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のクライアウトに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

7月11日、中2週で迎えた5戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳M1のひまわり賞（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた6戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビターモンスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて2勝目を収める

8月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレイナバレンティアに約10馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

9月18日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳M1のOROオータムティアラ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

11月24日、中9週で迎えた10戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアムブロシアーに7馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月21日、中3週で迎えた11戦目は、深谷『ふっかちゃん』賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2024年）

2月21日、中8週で迎えた12戦目は、越生町のマスコット「うめりん賞」（浦和ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマイルスライヴに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月17日、中3週で迎えた14戦目は、鴻巣市市制施行70周年記念賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポッピングシャワーに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月19日、中8週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた15戦目は、高崎ハム賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハチャトリアンに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月23日、中4週で迎えた16戦目は、山羊座特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るレディジャンを強烈な末脚でアタマ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

5歳（2025年）

1月7日、中1週で迎えた17戦目は、開運特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブレイヴルーラーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月22日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、いいじゃん!さいたま賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、シントーハナノボスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月29日、中4週で迎えた19戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月24日、中7週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の晩涼特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のファストレーンに2馬身の差をつけて優勝

8月18日、中3週で迎えた21戦目は、秋風月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はサダージと並んで2着同着となった。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、ハッピーハロウィン特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（8戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったユキグニに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の近いがうまい埼玉の牛肉賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（9戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイナダヒメを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。