パスカル（2006年生、母プリンセスアムール）

パスカル（2006年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時14歳）と交配したプリンセスアムールが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中館孝。戦績は、地方15戦3勝2着4回。2008年の九州ジュニアチャンピオン(KJ1)に勝利した他、2009年の飛燕賞(KJ3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

7月31日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったナサニエルから約12馬身差の2着に敗北した。

8月7日、連闘で迎えた2戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた5戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフォーマルハウト賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマーベラスカズトヨに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のシリウス賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプラチナキッドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、2歳KJ1の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るギオンゴールドを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を獲得した。

12月13日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦のカペラ賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るオヤビンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

3歳（2009年）

1月31日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳KJ3の飛燕賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したティピカルを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中3週で迎えた11戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、春雷特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、桜花特別（佐賀ダート1800m 小雨/重）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた13戦目は、新緑特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオカールノキセキを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5月31日、中4週で迎えた14戦目は、3歳KJ1の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月9日、中5週で迎えた15戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、日暮里特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。