リキアイダンサー（1997年生、母リキアイアクトレス）

リキアイダンサー（1997年5月14日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスプラッシュオブカラー（当時10歳）と交配したリキアイアクトレスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、中央障害1戦0勝、地方17戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2000年の摩耶山特別。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月11日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた3戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3歳（2000年）

2月20日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の大撫山特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマッキーローレルから半馬身差の2着となった。

4月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の摩耶山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のアインダイマジンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月20日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松本達也騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本達也騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下の露草賞（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松本達也騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

9月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4歳（2001年）

1月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は松本達也騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

2月6日、中1週で迎えた17戦目は、名古屋チャレンジカップアキレス賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた18戦目は、円山川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた19戦目は、うぐいす特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（11戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月22日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた21戦目は、初夏特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた22戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2002年）

6月12日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったクールジャッジから6馬身差の2着となった。

8月4日、中7週で迎えた24戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6歳（2003年）

8月16日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

9月7日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

7歳（2004年）

5月2日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた27戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモセニョリータに半馬身交わされて2着となった。

5月15日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナルコニコイコイを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月20日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテイエムジョリーズを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲイリーミレニアムに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月31日、中2週で迎えた31戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スタンバイアタゴに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。