ノブナガノヨウニ（2000年生、母カバリダイアナ）

ノブナガノヨウニ（2000年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時21歳）と交配したカバリダイアナが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、地方28戦9勝2着8回。主な勝ち鞍は2004年の潮騒特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、賀張中川牧場から「北海道9月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

太田勝雄厩舎（上山）へ入厩。

2歳（2002年）

11月24日、デビュー戦は前野幸一騎手を鞍上に据えて、2歳（上山ダート1250m 曇/重）に出走。馬体重は465kg。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳B1（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のラスカルエミネンスに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2003年）

4月6日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、三野宮勇騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールドピアスからクビ差の2着に惜敗した。

4月19日、中1週で迎えた4戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた5戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のイスズマックイーンに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月31日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカガヤキダンサーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のサマーカップ（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサイレントグリーンからアタマ差の2着となった。

12月30日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカイジンボンドに1馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

4歳（2004年）

1月22日、中2週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタカノドレスアップ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月3日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のバトルエロイナに1馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

4月20日、中4週で迎えた13戦目は、飛鳥山特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったワッキーサンダーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイヨウテイオーを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（7戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はサンキョウハートと並んで1着同着となった。

7月8日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るワールドサンデーを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って8勝目を手に入れた。

7月26日、中2週で迎えた18戦目は、潮騒特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサンキョウハートをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

12月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月18日、中2週で迎えた20戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた21戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、節分賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた22戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、陽春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3三（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったアリダーバローズに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月5日、中1週で迎えた24戦目は、卯月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

5月8日、中4週で迎えた25戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた26戦目は、ペガサス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったピエールマドンナに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月6日、連闘で迎えた27戦目は、ハンデ戦の日刊スポーツ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（10戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスズノーブルに半馬身届かず2着に敗北した。

6月26日、中2週で迎えた28戦目は、万緑賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（11戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたステルスライン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。