スルスミノーブル（1993年生、母サトーノーブル）

スルスミノーブル（1993年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のレイザーレイン（当時10歳）と交配したサトーノーブルが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川スタッド。戦績は、中央平地5戦1勝、地方25戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

富田六郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

12月10日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のミススマップに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1996年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、4歳500万下の朱竹賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のうぐいす賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた5戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の水仙賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

7月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマリーンカップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の松葉菊特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田部和広騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタヤスフジノオーに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の松葉ボタン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田部和広騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月18日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田部和広騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイエスクイーンから1馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中3週で迎えた10戦目は、オパール特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で田部和広騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた11戦目は、銚子特別（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で田部和広騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた12戦目は、トパーズ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田部和広騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイエスクイーンから1馬身半差の2着となった。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田部和広騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた14戦目は、佐藤正人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のロジータ記念（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月29日、連闘で迎えた15戦目は、ターコイズ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田部和広騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトシラオキに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（1997年）

1月30日、中4週で迎えた16戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンドレディ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後はエブロスタイセイと並んで4着同着となった。

9月25日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた17戦目は、セプテンバー特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤正人騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月13日、中2週で迎えた18戦目は、野馬追賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田部和広騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月22日、連闘で迎えた19戦目は、オパール特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田部和広騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた20戦目は、トパーズ特別（船橋ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田部和広騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月24日、中0週で迎えた21戦目は、千秋特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田部和広騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のカネショウダイヤに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

12月19日、中3週で迎えた22戦目は、イヤーエンド特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田部和広騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリーソフィアをクビ差制して勝利を手に入れた。

5歳（1998年）

1月2日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の初夢特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田部和広騎手（14戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月18日、中6週で迎えた24戦目は、紅椿盃（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田部和広騎手（15戦4勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定のハンデ戦の弥生盃（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田部和広騎手（16戦4勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4月7日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤正人騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のさつき特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤正人騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月21日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤正人騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた29戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の霜月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、伊藤健児騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の師走特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。