ラッシュライフ（2003年生、母フレンドレイ）

ラッシュライフ（2003年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「驀進する日々」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したフレンドレイが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着4回、地方2戦0勝。2005年の函館2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2005年のファンタジーステークス(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

10歳のとき、社台コーポレーション白老ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、安原浩司によって945万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

7月30日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムヒスイに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月7日、連闘で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったモエレジーニアスにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

11月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアルーリングボイス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3歳（2006年）

3月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

4歳（2007年）

4月8日、約10か月の休み明けで迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月19日、中2週で迎えた10戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサララをハナ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

8月11日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったドラゴンウェルズにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

10月21日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5歳（2008年）

3月15日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月23日、連闘で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したニシノプライドにハナ差届かず2着に惜敗した。

5月18日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のジュライステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。