アパラシオン（1993年生、母キナスリーン）
Apparition
1993.04.30
アパラシオン（1993年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時8歳）と交配したキナスリーンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回、地方17戦1勝。2000年の新千歳特別(一般)に勝利した他、2000年の日本農業新聞特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1996年）
2月4日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったストームジェットに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。
3月24日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
4月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマーブルリヴァーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。
4月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の端午賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。
6月15日、中6週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったテイエムベンチャーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。
6月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタツノデクテイターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
10月5日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。
10月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
11月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。
11月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
12月15日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の北摂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエストラードをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。
4歳（1997年）
1月11日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。
1月26日、中1週で迎えた13戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
8月16日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下のHBC杯（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田康彦騎手（9戦2勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。
9月7日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で安田康彦騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
9月13日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で安田康彦騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたキゼンチカラ決め手に屈してクビ差の2着となった。
10月19日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で安田康彦騎手（12戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。
11月9日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で安田康彦騎手（13戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。
7歳（2000年）
7月20日、約33か月の休養明けで迎えた19戦目は、堂山直樹騎手を鞍上に迎えて、川湯ラピュタ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。
9月14日、中7週で迎えた20戦目は、日本農業新聞特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堂山直樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月26日、中1週で迎えた21戦目は、オリオン特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堂山直樹騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月25日、中3週で迎えた22戦目は、新千歳特別（門別ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で堂山直樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のハギノハンターをクビ差制して久々に美酒を浴びた。
11月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。
8歳（2001年）
5月2日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、メジロマックイーン特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は堂山直樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。
5月29日、中3週で迎えた25戦目は、大樹歴舟川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堂山直樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。
6月13日、中1週で迎えた26戦目は、日本軽種馬協会特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は国信満騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。
9歳（2002年）
4月10日、約10か月の休養明けで迎えた27戦目は、門別ファンクラブ1（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。
5月6日、中3週で迎えた28戦目は、創成川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は堂山直樹騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。4着を確保した。
5月29日、中2週で迎えた29戦目は、朝里川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堂山直樹騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。5着に敗れた。
6月12日、中1週で迎えた30戦目は、星置川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堂山直樹騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。
10月3日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、鵡川特別（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で堂山直樹騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。
10月16日、中1週で迎えた32戦目は、富川特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国信満騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。
10歳（2003年）
5月29日、約7か月半の休み明けで迎えた33戦目は、丘珠特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は堂山直樹騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。
6月25日、中3週で迎えた34戦目は、琴似特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は国信満騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。
7月23日、中3週で迎えた35戦目は、シリウス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。