ノルカソルカ（2017年生、母ワイドロータス）

ノルカソルカ（2017年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一か八か」。毛色は栗毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したワイドロータスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。戦績は、中央平地2戦0勝2着1回。2023年の東風ステークス(オープン)で3着に入った他、2022年のキャピタルステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月26日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は498kg。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、サトノインプレッサに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2020年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ディヴィナシオンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて抜け出し、最後は2着のサマービートに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月18日、中4週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月23日、中1週で迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、勝ったアルピニズムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中5週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ロードシャムロックに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクロワドフェールに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

11月1日、中3週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの国立特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、レッドヴァールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2021年）

1月17日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、エアロロノアにハナ差交わされて2着に甘んじた。

1月31日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの刈谷特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のペールエールに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月20日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、エアロロノアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの元町ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた18戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた19戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの立志ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のインテンスライトをクビ差振り切って4勝目をつかんだ。

5歳（2022年）

2月20日、中7週で迎えた20戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月2日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦2勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

10月22日、約7か月の休養明けで迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、G2の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り最後はルフトシュトロームと並んで12着同着となった。

11月26日、中4週で迎えた23戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着を確保した。

12月18日、中2週で迎えた24戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

6歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた25戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

3月12日、中8週で迎えた26戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた27戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた28戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

6月17日、中6週で迎えた29戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

8月13日、中7週で迎えた30戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた31戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

2023年9月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。