ナムラゴロー（2018年生、母ナムラココロ）

ナムラゴロー（2018年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時7歳）と交配したナムラココロが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はナカノファーム。2021年の土佐秋月賞(地方重賞)で3着に入った他、2021年のロータスクラウン賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月10日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3歳（2021年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた4戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

1月30日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月1日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモリカバリーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月14日、中1週で迎えた7戦目は、妹尾将充騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランエースに約11馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

4月17日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の神崎蘭子生誕の儀特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のグレートセブンを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3 17（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェスティヴグッドに5馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

6月19日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジョルジュサンクに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤジシルフィードに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月24日、中2週で迎えた14戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の魚梁瀬杉特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた15戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のよさこい盃（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

9月12日、中4週で迎えた16戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた17戦目は、祝K誕生日特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた18戦目は、浦戸湾特別（高知ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた19戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた20戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、小雪特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のデルマフゲンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月11日、中1週で迎えた21戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、八畳岩特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた22戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

4歳（2022年）

2月1日、中4週で迎えた23戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた24戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5月8日、中7週で迎えた25戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた26戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャスパージェットを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

7月18日、中5週で迎えた27戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート2000m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた28戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月21日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、碇星特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンパジャッソに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月4日、中1週で迎えた30戦目は、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒロシゲウェーブにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中3週で迎えた31戦目は、磨墨短距離特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた32戦目は、雪椿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレイジーウォリアーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた33戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、OKB今年もありがとう杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のコウエイスーシェフに1馬身半の差をつけて9勝目を奪取した。

6歳（2024年）

7月17日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた34戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、アサガオ特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったサンアマリリスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。