ハナムケ（2005年生、母アイマイミー）

ハナムケ（2005年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「餞。進みたい方向に真直ぐに」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時11歳）と交配したアイマイミーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）二風谷ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方19戦6勝2着10回。主な勝ち鞍は2009年の一般B3三。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

7月12日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤータンから1馬身差の2着となった。

7月18日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のクラボンバーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月12日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったネイチャーグロウから1馬身半差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのファンタスティックライト賞（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3歳（2008年）

1月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月20日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のオーストラリア賞（東京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

4歳（2009年）

1月4日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヤヘイツヨシに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

1月28日、中2週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた15戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、クリノラブタイプにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2十1112（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったヒデサンジュピターにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アラタカにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、アドマイヤロマネに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月29日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江渉騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったロージエットテールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で藤江渉騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のミシカをハナ差振り切って雨下の大激戦を制した。

5月5日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤江渉騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

5月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤江渉騎手（8戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したキタサンキングオーにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月25日、連闘で迎えた23戦目は、さきたま古墳賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で藤江渉騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスズヨコンコルドに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

6月17日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、涼風特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で藤江渉騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったヴァロノスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた25戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤江渉騎手（11戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサタンゴールドに4馬身の差をつけて制した。

8月21日、中4週で迎えた26戦目は、舞岡特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤江渉騎手（12戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったキングサラディンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中2週で迎えた27戦目は、一般B3三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で藤江渉騎手（13戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルグラスカルを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

10月5日、中3週で迎えた28戦目は、報知新聞社賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で藤江渉騎手（14戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。