ティーポイズン（2011年生、母ホシノメガミ）

ティーポイズン（2011年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主のイニシャルより＋毒」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したホシノメガミが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は寺越政幸。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月22日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたカーマンライン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、レッドアルヴィスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2014年）

7月19日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマッチレスヒーローをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

8月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の桑園特別（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた9戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4歳（2015年）

1月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

2月7日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ヤマカツポセイドンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月22日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトウカイストリームをハナ差振り切って2勝目を手に入れた。

4月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（4戦2勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月20日、中9週で迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったキャンバスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったスリーアローに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のバイタルフォースをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

8月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（7戦3勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

9月19日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート2400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたファイヤーロック決め手に屈してハナ差の2着となった。

10月18日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（8戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5歳（2016年）

2月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスマートラファエルに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春光ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月16日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

7歳（2018年）

2月25日、約16か月半の休養明けで迎えた25戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の伊丹ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月24日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた28戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

8月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の釜山ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた30戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた31戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の平城京ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月15日、中5週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた32戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

8歳（2019年）

6月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた33戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、たけのこ賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月13日、中6週で馬体重を前走から31kg絞って迎えた34戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマーメイドモアナに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月11日、中3週で迎えた35戦目は、笠松競馬場開設85周年記念特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のヤマニンフレッチェをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月8日、中3週で迎えた36戦目は、陣屋特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のチェリーサマーをアタマ差振り切って順当に勝利した。

11月5日、中3週で迎えた37戦目は、がんばれ笠松競馬（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヒルノコルドバをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

9歳（2020年）

8月26日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた38戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、処暑特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

10歳（2021年）

5月30日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から31kg戻して迎えた39戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、すずらん特別（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた40戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、あじさい賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。