シセイアスカ（2007年生、母ミスダリア）

シセイアスカ（2007年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋飛鳥（古代時代名）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時20歳）と交配したミスダリアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方32戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

10月20日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツリースマイルに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月17日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのスズカマンボ賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3歳（2010年）

4月28日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルキバ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のタガノプロスペルに1馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

6月16日、中6週で迎えた4戦目は、3歳オープンの乙女座特別（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた5戦目は、サッポロスーパークリア特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた6戦目は、沙流川温泉ひだか高原荘特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキングテーストにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下のインディアトロフィー（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、様似アポイ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったプレミアムカフェに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月13日、中1週で迎えた10戦目は、さまに地場産フェア特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたガム決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月27日、中1週で迎えた11戦目は、室蘭地区トラック協会沙流川支部特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

12月5日、中5週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4歳（2011年）

5月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、牡牛座特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったプリンセスジネブラにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

6月7日、中3週で迎えた15戦目は、サッポロクラシック特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたシグナルパス決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

6月21日、中1週で迎えた16戦目は、マツヨイグサ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のシップウドトウをクビ差振り切って3勝目を手にした。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、道の駅「樹海ロード日高」特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトゥーザハイウェイを半馬身差し切って優勝

7月19日、中1週で迎えた18戦目は、アポイの火まつりビアガーデン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた19戦目は、トワイニング賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマキノルーチェを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

11月15日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、シトリン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島雅人騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

5歳（2012年）

4月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島雅人騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた22戦目は、北斗市きじひき高原特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島雅人騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた23戦目は、オンファイア賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川島雅人騎手（8戦3勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた24戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川島雅人騎手（9戦3勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた25戦目は、「ふるさと日高応援」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川島雅人騎手（10戦3勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた26戦目は、JAにいかっぷピーマン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で川島雅人騎手（11戦3勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月13日、中7週で迎えた27戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で川島雅人騎手（12戦3勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた28戦目は、様似アポイ岳特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で川島雅人騎手（13戦3勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた29戦目は、さまに地場産フェア特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で川島雅人騎手（14戦3勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた30戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、沙流川特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6歳（2013年）

4月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、むろらん3大グルメ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた32戦目は、アヤメ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮平鷹志騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた33戦目は、山法師特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮平鷹志騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた34戦目は、HOKKAIDO競馬缶発売特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮平鷹志騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた35戦目は、釧路定置トキシラズ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮平鷹志騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた36戦目は、スウェプトオーヴァーボード賞（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮平鷹志騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。