クラブブラック（2000年生、母スターダンサー）

クラブブラック（2000年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋黒（毛色より）」。毛色は青毛。種牡馬のブランコ（当時16歳）と交配したスターダンサーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北斗牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方29戦12勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年のセレクション(A1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北斗牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、北斗牧場から「北海道5月トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤茂厩舎（上山）へ入厩。

2歳（2002年）

9月16日、デビュー戦は関本秀幸騎手を鞍上に据えて、2歳（上山ダート1250m 小雨/稍重）に出走。馬体重は478kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキノマイニングから6馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のセレクション（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったラスカルビクトリーから1馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のセレクション（上山ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で関本秀幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワタリフクキタルから半馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のセレクション（上山ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で関本秀幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のウララホークに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2003年）

3月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

5月5日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた6戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のさつき賞（上山ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の広実蓮3歳誕生日記念キスケ杯（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は関本秀幸騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノツヨシに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のたかともワンダーファーム賞（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のドラゴンナイトに1馬身の差をつけて優勝

9月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦の来場記念パート1（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本秀幸騎手（6戦3勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のミルフィーユマリモに半馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A1（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で関本秀幸騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のパラダイスアゲンに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月21日、中3週で迎えた11戦目は、月山特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本秀幸騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノチナに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月4日、中1週で迎えた12戦目は、鳥海山特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本秀幸騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノチナに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（2004年）

3月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、雪割草特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のギントラに2馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4月15日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5月24日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、藤の花特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクイーポをアタマ差振り切って9勝目を挙げた。

6月14日、中2週で迎えた16戦目は、夏木立特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた17戦目は、七夕特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（5戦2勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた19戦目は、獅子座特別（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和義騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた20戦目は、石川県畜産協会長特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和義騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のバックドラフトを半馬身振り切って優勝

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、秋色特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和義騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月26日、中3週で迎えた22戦目は、神無月特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和義騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月8日、中1週で迎えた23戦目は、金沢城特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で加藤和義騎手（10戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた24戦目は、九谷特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で加藤和義騎手（11戦3勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るドラゴンシンボルを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

5歳（2005年）

4月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で加藤和義騎手（12戦4勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた26戦目は、アイリス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で加藤和義騎手（13戦4勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るケイティグリーンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

6月19日、中2週で迎えた28戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラマキに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた29戦目は、白百合賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた30戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（14戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。