ダンシングロイヤル（2008年生、母デビルインマインド）

ダンシングロイヤル（2008年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母父母名の一部＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したデビルインマインドが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はロイヤルファーム（有）新冠支場。戦績は、中央平地15戦2勝2着4回、地方13戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の黒松賞(500万下)。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月28日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったトップモデルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中9週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったスマートオーシャンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のメーヴェに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のテイエムオオタカをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

3歳（2011年）

4月3日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

7月2日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

8月21日、中6週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったダイワナイトに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

4歳（2012年）

1月15日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月13日、中4週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

9月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、アルデュールに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

12月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

5歳（2013年）

2月17日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月1日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

5月7日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

6月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 雨/稍重）に48kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

7月16日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の薄暮スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでなんとか走り抜いたが、ベルモントエアロにクビ差交わされて2着となった。

8月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、流星特別（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月24日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6歳（2014年）

1月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた22戦目は、睦月特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

3月20日、中8週で迎えた23戦目は、サンケイリビング新聞社盃（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

5月20日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、青嵐特別（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月16日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

8月7日、中6週で迎えた26戦目は、新涼スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

9月22日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（8戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい最後はキョウエイラシアスと並んで9着同着となった。

10月25日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた28戦目は、地方重賞のOROターフスプリント（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（9戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。