シャコーライナー（1994年生、母クインセスルビー）

シャコーライナー（1994年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフェアジャッジメント（当時10歳）と交配したクインセスルビーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は桑原牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方37戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年のオメガ賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

須田明雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1996年）

9月8日、デビュー戦は脇本一幸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は441kg。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月12日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

3歳（1997年）

1月15日、中4週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシンカンノゾミに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月25日、中3週で迎えた5戦目は、鞍上は5戦連続で脇本一幸騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月10日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハナノスキーに半馬身の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

11月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の野菊特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のかえで特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったオースカツヨシから半馬身差の2着となった。

12月28日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴッドゴージャスから半馬身差の2着となった。

4歳（1998年）

1月20日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で脇本一幸騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた12戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の精神でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のミナミノダンディーをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月21日、中2週で迎えた13戦目は、大田区特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3月27日、中4週で迎えた14戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、善福寺特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハシノイチモンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月14日、中2週で迎えた15戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のギャラントブルーに6馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月17日、中4週で迎えた16戦目は、オメガ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るトキノハクオーを異次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

7月26日、中9週で迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた19戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の白井特別（中山芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

5歳（1999年）

1月9日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた22戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

3月19日、中7週で迎えた23戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉特別（船橋ダート1700m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセリノトルネイドを途轍もない末脚で半馬身差し切って7勝目を獲得した。

4月6日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の卯月特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のタカリーフに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月28日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のメトロポリタン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿本政男騎手（2戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のさつき特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿本政男騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿本政男騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた28戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の天の川特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の文月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柿本政男騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

11月5日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿本政男騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

12月30日、中5週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のディセンバー特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿本政男騎手（8戦2勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

6歳（2000年）

1月20日、中2週で迎えた33戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初春特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月18日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の如月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5月26日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、ハンデ戦の薄暑特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柿本政男騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた36戦目は、水無月特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（3戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦のムーンストーン特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の盛夏特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の潮騒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

8月23日、中1週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた41戦目は、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた42戦目は、ハンデ戦の城ヶ島特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（4戦3勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた43戦目は、ハンデ戦のオパール特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（5戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。