ゴールドコイン（2005年生、母インキュラブルロマンティック）

ゴールドコイン（2005年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「黄金の硬貨」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時14歳）と交配したインキュラブルロマンティックが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、中央平地2戦0勝、地方42戦11勝2着6回。2009年のサウスヴィグラス賞(一般)に勝利した他、2009年のディープインパクト・プレミアム4(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山田和久厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

6月12日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったビービーナエトルから半馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマチコセンセイに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のリュウケンに半馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月28日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

10月24日、中5週で迎えた6戦目は、2歳オープンのグラスワンダー賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦2勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

12月1日、中4週で迎えた7戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

12月30日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3歳（2008年）

2月12日、中5週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

4月19日、中9週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月28日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

8月13日、中8週で迎えた14戦目は、さらべつふるさとまつり賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般D1-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のマサノハイタッチに4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

9月18日、連闘で迎えた16戦目は、アルゲニブ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のプリンセスジネブラに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、メグレス特別（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（9戦4勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のミスティックダイヤに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月19日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、ディープインパクト・プレミアム4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月18日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、シンフォニー特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

4歳（2009年）

4月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた20戦目は、日高銀聖特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（10戦5勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた21戦目は、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（11戦5勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた22戦目は、ミザール特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（12戦5勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月2日、中2週で迎えた23戦目は、メラク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（13戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた24戦目は、THEサッポロビヤガーデン特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るタグハンターをハナ差だけ差し切って6勝目を手にした。

8月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、アルーダ日高西部特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月25日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、トワイニング賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（14戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るテラノリファードを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って制した。

9月10日、中1週で迎えた27戦目は、サウスヴィグラス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（15戦6勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアストラルフォースをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月8日、中3週で迎えた28戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（16戦7勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた29戦目は、三石川特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（17戦7勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた30戦目は、沙流川特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（18戦7勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたスイートマカロン決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、ディープインパクト・プレミアム4（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（19戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたキリバスター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2010年）

4月28日、約5か月半の休養明けで迎えた32戦目は、ミランダ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小国博行騎手（20戦7勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた33戦目は、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小国博行騎手（21戦7勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた34戦目は、うまレタースプリング特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のルプソワールをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月17日、中1週で迎えた35戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた36戦目は、アポイの奇跡ヒダカソウ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は小国博行騎手（22戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた37戦目は、アルビレオ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（23戦7勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったプリティゴールドに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月11日、中3週で迎えた38戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（24戦7勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったイケノナインに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた39戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のルールオブロー賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったチェリークラウンにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた40戦目は、サウスヴィグラス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（25戦7勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた41戦目は、北海道優駿の里安平町ララタウン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（26戦7勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイケノナインを自慢の末脚で3/4馬身差し切って10勝目を達成した。

10月21日、中3週で迎えた42戦目は、JA富川ルシナ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（27戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスキヤネンを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

11月3日、中1週で迎えた43戦目は、JA平取町平取トマト特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（28戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた44戦目は、ディープインパクト・プレミアム2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。