タッカアーミジャー（1999年生、母ポットウオーマー）

タッカアーミジャー（1999年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアーミジャー（当時9歳）と交配したポットウオーマーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は橋本寛敏。戦績は、中央平地4戦0勝、地方35戦10勝2着7回。2004年の摂津盃(ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、橋本寛敏から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、立川繁幸によって630万円で落札された。

曽和直栄厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2001年）

7月10日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳（姫路ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は445kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のクールザプライドに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマッキーエクセルから1馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中2週で迎えた3戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のナチュラルメガミに7馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3歳（2002年）

3月27日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳T1（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のルーディに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

4月10日、中1週で迎えた6戦目は、尾林幸二騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の園田ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた7戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったホウヨウセゾンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（6戦3勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は小牧毅騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦3勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

8月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上A1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツカサヒロインを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（9戦3勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（10戦3勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（11戦3勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では伸びが鈍く18着に終わった。

4歳（2003年）

5月2日、約6か月の休み明けで迎えた16戦目は、ひかみ氷ノ川特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（12戦3勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミッキータイムに1馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

5月27日、中3週で迎えた17戦目は、山崎さつき特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小牧毅騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツルミコンコルドを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、神戸ビーフ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったローレルイースターにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた19戦目は、淡路島まつり特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた20戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、チャンピオンジョッキー賞（園田ダート1870m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したインターレジェンダを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

8月15日、中1週で迎えた21戦目は、エフエムあまがさき82.0賞（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のインターレジェンダに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月18日、中4週で迎えた22戦目は、播磨町大中遺跡特別（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

5歳（2004年）

2月5日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、猪名川彫刻の道特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（14戦4勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上A1（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた26戦目は、保利良平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2-1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバンブージェダイにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

4月28日、中1週で迎えた27戦目は、黄桜かっぱ特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタイキガウラをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月19日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の市制50周年記念みっきぃ特別（園田ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は保利良平騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた29戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保利良平騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月30日、中3週で迎えた30戦目は、サンケイスポーツ賞（園田ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は岩田康誠騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るブリッジヘッドを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

7月28日、中3週で迎えた31戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトサノライデンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月1日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた33戦目は、太子ひまわり特別（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1870m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（10戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒラカツローレルに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月3日、中4週で迎えた35戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の楠賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた36戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6歳（2005年）

9月8日、約9か月の休み明けで迎えた37戦目は、JBCカウントD55 太子ひまわり特別（姫路ダート1500m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は岩田康誠騎手（11戦5勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた38戦目は、アーリーフォール特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（12戦5勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシンボリシャイアンをクビ差振り切って10勝目を達成した。

10月27日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、豊岡・いずしお城まつり特別（園田ダート1230m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（13戦6勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。