フリートブルー（2002年生、母フリートグリーン）

フリートブルー（2002年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャーロック（当時10歳）と交配したフリートグリーンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山口芳広。戦績は、地方30戦15勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の川崎ジョッキーズカップ(一般C2)。

経歴

デビュー前

佐々木仁厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2005年）

12月19日、デビュー戦は一ノ瀬亨騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は495kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4歳（2006年）

1月23日、中4週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るレッドベリーズを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月4日、中2週で迎えた4戦目は、一般C391011（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3七八（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサガエサクランボに1馬身半の差をつけて制した。

8月7日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のヤマニンランダーをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月25日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3二三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5歳（2007年）

4月9日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトゥーバディーに6馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

4月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3六七八（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオウシュウロマンに6馬身の差をつけて5勝目を手にした。

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフジブラックパールに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月29日、中5週で迎えた11戦目は、一般C2-12 13（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドリームモンスターに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6歳（2008年）

4月15日、約9か月半の休養明けで迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウカイラジカルに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月8日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアクアフェミニンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソニックソニアに8馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

6月19日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、一般C2七八（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアルメイダに3馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

7月16日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ストロングジェットにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンコーリーゼントに3馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、はづき特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のベニノデヒアに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月30日、中2週で迎えた20戦目は、長谷特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7歳（2009年）

1月30日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、一般C3一（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（8戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のベニノデヒアを3/4馬身振り切って久々の実戦をモノにした。

2月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十1112（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、バトルヤヘイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月18日、中4週で迎えた23戦目は、一般C2八九十（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月31日、中1週で迎えた24戦目は、川崎ジョッキーズカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（11戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒカルオンリーワンに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月17日、中1週で迎えた25戦目は、強羅特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（12戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（13戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた27戦目は、川崎ドリームビジョン賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（14戦7勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

7月17日、中4週で迎えた28戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、湘南平特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月27日、中0週で迎えた29戦目は、サザンクロス特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた30戦目は、綺羅星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（15戦7勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。