ワンソックワンダー（2013年生、母マチカネタマカズラ）

ワンソックワンダー（2013年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「靴下を片方だけ履いている子」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時13歳）と交配したマチカネタマカズラが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2017年の根ノ上高原特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,500万円（5万×500口）で一口馬主が募集された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

7月26日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は542kg。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2016年）

3月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続でA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

5月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

9月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

10月9日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

11月8日、中3週で馬体重を前走から32kg戻して迎えた7戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C27（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた8戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、夢がMORIMORI!森下杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセルデュークに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた9戦目は、北アルプス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、ダイヤモンドブルー記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアストロブレームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2017年）

1月12日、中1週で迎えた11戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のミトノグリーンに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイヅナヨタケに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月23日、中1週で迎えた14戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、C級チャンピオン特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグッドフォーユーに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月7日、中3週で迎えた16戦目は、笠松町商工会特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマーズアタックに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月28日、中2週で迎えた17戦目は、花水木特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（6戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のアルビオンをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

6月26日、中5週で迎えた19戦目は、白馬岳賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（7戦7勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた20戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ロージズレイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月2日、中2週で迎えた21戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（9戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったヒトミヲトジテに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた22戦目は、ザク笠松出陣記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（10戦7勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るヒデノクィーンを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、根ノ上高原特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（11戦8勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマラカイトスターを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月11日、中1週で迎えた24戦目は、セプテンバー特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（12戦9勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた25戦目は、奥飛騨賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（13戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた26戦目は、白菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（14戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた27戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、黄菊賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルボームを差し切れず、3馬身差の2着となった。

11月8日、中2週で迎えた28戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（15戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた29戦目は、12月3日中京チャンピオンズC（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

12月27日、中4週で迎えた30戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

5歳（2018年）

1月10日、中1週で迎えた31戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山下雅之騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた34戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（16戦9勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた35戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた36戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（17戦9勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた37戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（18戦9勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月1日、連闘で迎えた39戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（19戦9勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。