マイネルナラティヴ（2020年生、母ヴェイグストーリー）

マイネルナラティヴ（2020年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+物語。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のMind Your Biscuits（当時7歳）と交配したヴェイグストーリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月9日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月25日、中9週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

3歳（2023年）

2月16日、中7週で迎えた4戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウィッチハットに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリュウノフラワーにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月29日、中3週で迎えた6戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月19日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィヴラガレットに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のカルガモ特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスリーディプテーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月15日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、津島特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、稲沢特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた14戦目は、柚子湯特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたサンマルエンパイア決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（2024年）

1月2日、中1週で迎えた15戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、新春盃（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた16戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、金シャチJkオールスターズ（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた17戦目は、ちゃんこ鍋賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったアスタートリゴンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中1週で迎えた18戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、ショコラ特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったハングリーゴーストにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた19戦目は、余寒特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を爆発させて、最後は2着のトーホウランボに1馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

3月15日、中1週で迎えた20戦目は、アメジストオープン（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

8月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、デネブ特別（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた23戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド名古屋第1戦（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

10月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般B6（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、伸びてきたジェイエルブリッジ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月13日、中3週で迎えた26戦目は、一般B5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた27戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったソーラレイに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5歳（2025年）

1月3日、中3週で迎えた28戦目は、一般B6（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るユメミゴコチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

1月27日、中2週で迎えた29戦目は、みずがめ座特別（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたコルヴィル決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月10日、中1週で迎えた30戦目は、麦踏み特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた31戦目は、ふぐちり特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったラミアストラーダに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月12日、中1週で迎えた32戦目は、芳春特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で村上弘樹騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったプリメイラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中5週で迎えた33戦目は、苗代特別（名古屋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上弘樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた34戦目は、薄暑特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上弘樹騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた35戦目は、麦笛特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で村上弘樹騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた36戦目は、植田特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で村上弘樹騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったカナラクリークに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月23日、中3週で迎えた37戦目は、大暑特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で村上弘樹騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた38戦目は、旧盆特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で村上弘樹騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したコーラルムーンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、高浜特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で村上弘樹騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスキューマパーラに1馬身の差をつけて6勝目を奪取した。