タイガールイス（1983年生、母クインテツソ）

タイガールイス（1983年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のボールドラツド（当時21歳）と交配したクインテツソが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地27戦8勝2着2回、地方11戦1勝2着3回。1989年のフェブラリーハンデキャップ(ハンデG3)で2着に入った他、1987年の根岸ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

11月3日、12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月16日、10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1986年）

11月9日、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は成島正規騎手。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

4歳（1987年）

1月31日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は谷中公一騎手。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

2月8日、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月22日、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月8日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は玉井智光騎手。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテルノラセーヌを次元の違う末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

5月17日、5歳以上400万下（東京ダート1400m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は谷中公一騎手。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月30日、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

6月14日、5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のヤマニンクリオに2馬身の差をつけて勝利を収めた。

7月18日、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキングサクセスに2馬身の差をつけて勝利を決めた。

8月2日、4歳以上400万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイサダセンプーに6馬身の差をつけて勝利を挙げた。

9月13日、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で谷中公一騎手。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月3日、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイホクトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を挙げた。

10月17日、4歳以上1400万下の神無月賞（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のドクターリバテイに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月8日、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は加賀武見騎手。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったグレースシラオキに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月6日、G3のウインターステークス（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

5歳（1988年）

5月15日、G1の安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

7月10日、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は谷中公一騎手。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月9日、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月6日、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月20日、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は谷中公一騎手。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6歳（1989年）

1月13日、ガーネットステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は岡部幸雄騎手。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のベルベットグローブをアタマ差振り切って勝利を収めた。

2月18日、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったベルベットグローブに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月11日、京葉ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るインターシオカゼを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月12日、帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（1990年）

2月24日、アメジストステークス（中山芝1600m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3月17日、京葉ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

5月14日、皐月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトチノルーラーをクビ差制して勝利を挙げた。

5月28日、皐月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田延由騎手。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキサラズボーイから2馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤庄一郎騎手。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサクサカントリーから6馬身差の2着に敗北した。

9月25日、長月特別（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤庄一郎騎手。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月18日、霜月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田延由騎手。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8歳（1991年）

5月4日、皐月特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤庄一郎騎手。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月28日、一般A2（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤庄一郎騎手。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月23日、鳥海大賞典（上山ダート2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤庄一郎騎手。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月21日、文月特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤庄一郎騎手。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月15日、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤庄一郎騎手。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキリナイスから4馬身差の2着となった。