エンパイアカラー（2014年生、母グリーンヒルマック）

エンパイアカラー（2014年4月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「父名の一部+色」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時14歳）と交配したグリーンヒルマックが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヒカル牧場。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒカル牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤ステーブルによって1,404万円で落札された。

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月1日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は504kg。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月26日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3歳（2017年）

2月4日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて14着に終わった。

3月25日、中6週で迎えた4戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月19日、中7週で迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムスメジントーヨーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月25日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファイヤーローズに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサルートアゲンに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月23日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

4歳（2018年）

1月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

2月11日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスターフラッシュに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

3月10日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

7月1日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、オメガドラクロワに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月5日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5歳（2019年）

6月22日、約10か月半の休養明けで迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

6歳（2020年）

5月23日、約11か月の休養明けで迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月26日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

2020年11月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月20日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3 18（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブラックエクシードにクビ差届かず2着に甘んじた。

7歳（2021年）

1月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3 18（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったプッシュアゲンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月12日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3 16（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミーティアトレイルに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

1月19日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモサンゴを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

2月2日、中1週で迎えた26戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、シモバシラ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したケイアイロトルアにアタマ差届かず2着に甘んじた。

2月16日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月29日、約4か月半の休み明けで迎えた29戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

2021年8月14日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。