ロングヒラ（1983年生、母ロングジャネット）

ロングヒラ（1983年6月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヴアリイフオージユ（当時8歳）と交配したロングジャネットが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は久保繁。戦績は、中央平地34戦4勝2着2回、地方18戦3勝。主な勝ち鞍は1988年の琵琶湖特別(900万下)。

経歴

デビュー前

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

2月22日、デビュー戦は4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。鞍上は土肥幸広騎手。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したエイシンハリケーンに半馬身届かず2着となった。

3月8日、4歳新馬（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアオミカブトに1馬身3/4の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

3月23日、4歳400万下の菜の花賞（阪神芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月12日、4歳400万下のわらび賞（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月3日、4歳400万下の端午賞（京都芝2400m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

5月24日、4歳400万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は飯田明弘騎手。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月15日、4歳400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

7月6日、4歳400万下（中京芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアサヒインターに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月14日、4歳以上400万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエリザベートアイをクビ差振り切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

9月20日、4歳以上400万下の布引特別（阪神芝2500m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

10月11日、4歳以上900万下の桂川特別（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4歳（1987年）

3月15日、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で土肥幸広騎手。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

3月28日、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で土肥幸広騎手。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

4月12日、5歳以上900万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で土肥幸広騎手。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月24日、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は合谷喜壮騎手。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

6月6日、5歳以上900万下（阪神芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月21日、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で合谷喜壮騎手。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月5日、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で合谷喜壮騎手。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

7月19日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で合谷喜壮騎手。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月1日、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で合谷喜壮騎手。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

9月13日、4歳以上400万下の豊中特別（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

9月27日、4歳以上400万下の布引特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

10月11日、4歳以上400万下の北野特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月7日、4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

11月22日、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に敗れた。

12月5日、4歳以上400万下の長篠特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松田幸春騎手。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

12月20日、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は合谷喜壮騎手。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

5歳（1988年）

1月9日、5歳以上400万下（京都ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のヤクモグレイスに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

1月23日、ハンデ戦で5歳以上900万下の石清水特別（京都芝2200m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月20日、5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヒロノユウシュンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月6日、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月26日、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月9日、5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

8月7日、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

6歳（1989年）

6月2日、木曽川特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松原義夫騎手。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月16日、白ばら特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月10日、乗鞍特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月26日、サマーカップ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月30日、東海クラウン（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月8日、中山七里特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は松原義夫騎手。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月22日、合掌特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月18日、伊吹特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月31日、日刊スポ杯（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松原義夫騎手。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のキングパーシモンに2馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

7歳（1990年）

1月27日、ガーネット特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松原義夫騎手。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月4日、一般B2 C1（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松原義夫騎手。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月22日、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松原義夫騎手。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリダラノアオーに半馬身の差をつけて勝利を挙げた。

8歳（1991年）

1月11日、一般C1ハ（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松原義夫騎手。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月25日、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で松原義夫騎手。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のフエートサーキツトをハナ差制してトップでゴールインした。

2月6日、節分特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松原義夫騎手。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月7日、早春特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は樋口富男騎手。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月1日、淡墨桜特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松原義夫騎手。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月23日、一般B2 C1（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。