イイデチェイサー（1999年生、母キリチエイサー）

イイデチェイサー（1999年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時11歳）と交配したキリチエイサーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は広川忠久。戦績は、中央平地8戦0勝、地方35戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は2003年の一般D2-1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広川牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月21日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月28日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月15日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

3歳（2002年）

8月4日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた6戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた7戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-4（門別ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた8戦目は、一般D2-4（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスプリングアゲインに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D1-6（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったホットコールから3馬身差の2着に敗北した。

11月20日、連闘で迎えた10戦目は、一般D1-5（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のキタサントッキュウに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2003年）

1月11日、中6週で迎えた11戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般D3-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトップリファールに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、一般D2-1（札幌(地)ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャッチミーナウからクビ差の2着に甘んじた。

5月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般D2-1（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイダイハートから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般D2-1（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のレポレロに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月19日、中2週で迎えた17戦目は、太平特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般D1-1（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた19戦目は、JA帯広かわにし特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた20戦目は、えぞ松特別（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったピサノクルーザーからクビ差の2着に惜敗した。

8月28日、中1週で迎えた21戦目は、「がんばれ日高」特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャイニングレディから1馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた22戦目は、ベガ特別（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイルビーバンブーからクビ差の2着に甘んじた。

9月23日、中1週で迎えた23戦目は、門別ファンクラブ賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスガノハッピーから1馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた24戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた25戦目は、門別競馬ファンクラブ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスガノハッピーからアタマ差の2着に惜敗した。

11月22日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた26戦目は、菅原順騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1200m 雪/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた27戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2004年）

4月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた29戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた30戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須田英之騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月9日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須田英之騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月24日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた33戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須田英之騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月7日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で須田英之騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月21日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で須田英之騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月5日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた36戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で須田英之騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で須田英之騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた38戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で須田英之騎手（8戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月21日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で須田英之騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた40戦目は、セプテンバーカップ（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で須田英之騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた41戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた42戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は須田英之騎手（11戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月31日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた43戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。