ジャイアンツエール（2002年生、母Reunion）

ジャイアンツエール（2002年3月10日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋アイルランド共和国のゲール語名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のGiant's Causeway（当時5歳）と交配したReunionが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、中央障害22戦2勝2着4回、地方9戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月10日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は538kg。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トーホウサンピラーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月26日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に敗れた。

10月1日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

4歳（2006年）

2月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B15（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた8戦目は、旅人1歳記念（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、田巻亜紀誕生記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコバンノカガヤキを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中0週で迎えた10戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスリーカンパニーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤクモポイントを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月20日、連闘で迎えた12戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマンダレー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、石川家7周年記念笑里賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた14戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマグマエンジェルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（7戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルタカバレンシアに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月29日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

12月23日、中7週で迎えた17戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（2007年）

1月8日、中1週で迎えた18戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムヒビキから4馬身差の2着となった。

1月28日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったターボフラッシュから3/4馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月1日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアザンクールをハナ差制して久方ぶりの一戦をモノにした。

9月17日、中1週で迎えた23戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で白浜雄造騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で白浜雄造騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックコンドルからクビ差の2着に惜敗した。

12月1日、中4週で迎えた26戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で白浜雄造騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で白浜雄造騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムヤマトオーから2馬身差の2着となった。

6歳（2008年）

6月7日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた28戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のバトルブレーヴに1馬身3/4の差をつけて久々の実戦を物にした。

7月12日、中4週で迎えた29戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月23日、中5週で迎えた30戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2009年）

6月13日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（10戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

7月5日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（11戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 小雨/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（12戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8歳（2010年）

10月23日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた34戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

12月4日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた35戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた36戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

9歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた37戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は西谷誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた39戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。